• 2022.01.16

これから中学受験を始める際に知っておきたいことをざっくりと解説しています。

中学受験の対象校

首都圏だと100以上ありますが、静岡県中部地域の通常通学圏は16校です。

学校見学は5年生中に

学校説明会は主に土日に開催されます。受験学年の土日はなるべく勉強に使いたいので、「見学」は5年生で済ませることをお勧めします。

なお、検討している学校以外も比較のために見ることをお勧めします。

学校公開イベントは5月から7月の土曜日が多いですね。

モノサシの違い

偏差値のイメージ図

図の意味と読み方

偏差値について中学受験と高校入試や大学受験の違いを説明するときによく使われる図です。左の大きな円が小学生、右の小さな円は4年制大学を受験をする高校3年生(現役生)の人数を示しています。

「同年齢の学力格差」を視覚化したもので、中学受験の「普通」は左上のラインです。

学力的なことはひとまず置いて、そういう「試合」に挑む認識と価値観は必要です。

この層が土日の朝にテレビを見たり下校後に友達と遊んだり、塾を探すときに「安い塾」というキーワードを使うと思う?・・・ということ。

入学試験

中学受験マンガ「2月の勝者」を読んでる人は必見。

入試日程

試験日は冬休み明けの最初の土曜日に一斉開催です。

つまり併願不可の本命校一発勝負。

一部の学校で欠員補充的な二次募集がありますが、基本的には併願不可→残念なら学区制公立が静岡の中学受験です。全国的にも早期開催なのでいわゆる「模試的な前受け」もできません。

受験科目

一部に理社や英語、あるは技能試験を「選択」できる学校もありますが、基本的には算数と国語の2科目です。

理科と社会科がないので受験勉強はずいぶんラクなのかな。

県外や複数科目の学校を受験するなら専門塾に行かないと対応してないから注意だ。

合否選抜システム

基本的には筆記テストの得点降順です。(シンプル)

面接等に配点がある場合はそれらを得点化した上で総合点の得点降順です。

通知表の教科評定は関係ないのかな?

筆記テスト以外に配点があるものは生徒募集情報に明示されています。また、選抜システム(ルール)は個別相談で回答してもらえます。

選抜システムは必ず個別相談で確認しましょう。

すべての情報が学校パンフレットや公式ホームページに記載されているわけではありませんが、学校として公表できることは個別相談すれば必ず回答してもらえます。

それはつまり、学校パンフレットやホームページに記載がなく、個別相談でも回答してもらえない情報は・・・?

学校側のミスで漏洩した情報か、不正な手段で入手した情報か、情報発信者の憶測だということです。

このページを含めて非公式の情報や塾の言うことを妄信してはいけません。

入試問題を知ろう(算数)

学校のテストとの違いをまとめると・・・

  • 「読解」を含む問題が多くを占める。状況変化の把握や書き出しの慣れが重要。
  • 問題数が多い。学校テストの3~4倍。手早く解く練習が必要。
  • 学校によって出題傾向の違いが大きい。志望校の特定有無で学習負担が大きく変わる。

受験算数(中学受験の算数)とは?

中学高校の数学を小学算数の知識を組み合わせて解くイメージです。

解答に至るまでのプロセスが多いため、設問で指定されていなくても図表による視覚化が必要なことが多いです。

左が学校の算数、右が受験算数です。

模試を知ろう

模試は貴重な情報源です。

  • 相対的な学力のポジションを知る
  • 競争相手の数を知る。(最重要の情報のひとつ)
  • 未知初見の問題に対する適応力を確認する。
  • 学校以外の場所で行われるテストに慣れる。
  • 成績表の「各設問正答率情報」によって、その問題の相対的な難度を知る。
  • 事後の「テスト直し」によって類問学習の幅を広げたり、事後学習のやり方そのものを知る。

模試そのものが勉強だったり受験情報の入手手段なのですね。

主な模試

  • 全国小学生統一テスト(四谷大塚主催)
  • 附属中模試(秀英予備校主催・静大附属中学志望者向け)
  • その他、ローカルな塾が行う公開テスト

注意点として、静岡はこれといった模試が開催されていないのでローカル塾の公開テストで代替することになりますが、集計母数が少ないので合否を予測したり志望校の取捨選択をすることが難しいです。

受験までの大雑把なスケジュールを知ろう

4年生冬休み明けからスタートの場合
4年後期 9月 音読と漢字計算ドリルで自宅学習の習慣を定着。
受験塾の検討開始→年内にリストアップを済まておく(体験や入塾は年明け)
1月 既習範囲の理解漏れの補完。可能な限り春休み中に埋める。
集団指導塾を選ぶ場合、3月の春期講習を受講してから5年生4月スタート。
個別指導塾(受験系)を選ぶ場合は年始以降で決まり次第。
5年前期 4月 学校の予復習中心。並行して既習範囲の漏れ補完。発展学習は余力があれば。
6月 学校見学(比較のために多くの学校を見る)
8月 既習範囲の理解漏れ補完。
夏休み期間で5年生前期までの範囲は抜き打ちテストをされても満点がとれるようにしておく。
既習範囲の理解に漏れがある場合は個別指導型の夏季講習。
5年後期から入塾、あるいは転塾する場合は、入塾予定先の夏季講習を経由して9月に本コース入塾。
5年後期 9月 5年生未修範囲先取り、もしくは5年生範囲の発展学習開始。
全統小模試(11月3日)
12月 5年生後期範囲の漏れ補完と慣熟
12月までの学習内容について理解に漏れがある場合は個別指導型の冬季講習。
1月 6年生範囲の先取りか、受験難度のインプットを開始。
3月 必要に応じて春季講習。
既習範囲に理解漏れがある場合は個別指導型。
クラス再編で上位クラスを目指す場合は塾が推奨するもの。
入塾・転塾の最終機会(春期講習を経由する)
以降の学習塾検討は家庭教師推奨。
6年前期 5月 全国学力調査(学校)、全統小模試(5月下旬)
※志望校確定
6月 志望校別インプット開始(出題傾向に合わせる)
学校見学(本命校と下方修正候補校のみ)
8月 インプットの漏れ補完と慣熟
勉強漬けにして(なって)親子とも受験する意識を刷り込む
夏季講習(必須)
6年後期 9月 インプット終了 →以降は基本的に未知初見の知識は入れない
入試説明会の日程確認
10月 過去問演習、全統小模試(11月3日)
志望校最終決定(以降は変えない)
12月 調整期間(過去問や実戦様式の演習を繰り返す)
出願
面接練習(配点がないものは学校でやってくれるもので十分)
冬季講習(必須)
過去問解説・実戦演習・自習室開放のいずれか。
1月 入学試験(冬休み明けの最初の土曜日)

塾の方針や開始時期によって多少の違いはありますが、大筋は5年生後期から受験算数を開始して、6年生後期から実戦演習という流れです。

受験塾を利用する

受験塾を利用する最大の目的は、このページに書いてあるような情報を得えたりマネジメントをしてもらうことです。

「いつ、何を、どの程度のペースで」やればいいかの判断は、小学生はもちろん一般の人には困難です。

これをしっかりサポートしてくれる塾を選ぶことが大事です。

改変履歴

  • 【2022.06.30】新装版に変更。会話型コメントを追加。
  • 【2021.12.29】初版

サブコンテンツ全体の刷新作業を行っています。

2022年11月23日から2023年3月末頃(予定)