• 2022.06.30
成績が伸びない

勉強しているのに成績が伸びない理由は何なのか?

結論すれば、学習サイクルが循環していないからです。

このページはその具体例を書いています。

繰り返しの回数が足らないまずは学習量。やり方や効率の話はその後。

たとえば野球で打撃(バッティング)の練習をするとします。上手な選手の打撃を見たり良いコーチを受けたことで打てるようになっても、その段階で練習をやめてしまったら試合で打てるわけがありません。

計算ドリルを軽視してはいけない

上記は中学1年前期で習う「一次方程式」の計算問題です。

かけ算符号の省略と負の数の処理以外は小学3~5年生の算数なので、解き方の説明に要する時間は5分程度で済みますし、説明を聞いて「解けない」人はおそらくいないと思います。

しかしテストで出題すると、正答率は30%くらいに留まります。

正答率が低い理由は、この問題(計算)を安定して解けるようになるためには500~1000問の反復練習が必要だからです。500~1000問をやるためには毎日20問の練習で1ヶ月から1ヶ月半、1冊100問の計算ドリルを5~10回繰り返してようやく安定して解けるようになります。

正答率30%とはつまり、そういう勉強をしている人は全体の3割くらいしかいないわけです。

やっている勉強が学力に合っていない既習範囲の理解定着が不十分

その教科書を学ぶ上で必要な「前提知識」や「処理能力」が足りていないということです。

たとえば分数ができない人に割合や比例はわかりません。なぜなら割合や比例は分数で考えるからです。

「覚えればいい」という単純な話ではない

中学3年生で習う「円周角の定理」というものがあります。

これは「円に接する角の大きさ(円周角)は中心角の1/2倍であり、同じ円周角に対する円弧の長さは等しい」というものです。中学校では定義公式として暗記しますが、これは小学5年生で習う「おうぎ形」や、4年生で習う「角度の性質」が基盤になっています。

中学の円周角に関する問題は、単純に角度を求めるものと「証明」をするものがあります。単純な角度の問題は定義公式の暗記で解けますが、証明問題はしくみに理解が届いていないと手が出せなくなります。

このとき「表現方法の違いでしょ」で処理できる人は複雑な問題を練習する学習時間がとれますが、理解が届いていない人は定義公式にはめ込むだけで精一杯なので、証明問題まで理解する余裕も時間もありません。

結果、勉強時間は長くてもスコアにならない底浅な問題しか解けない・・・となります。

学力に合わない宿題は悪循環をひきおこす

  1. 定期テストや通知表が気になるのでとにかく宿題をやる
  2. スムーズに解けないので時間がかかり、ストレスに耐えかねておざなりに処理する
  3. 時間がかかるので勉強した気にはなるものの、実際の消化量は少ない(学習量が不足する)
  4. 理解が中途半端なので結局テストで点はとれない
  5. 頑張りが報われないので勉強そのものに嫌気がさす

「できる」の定義が間違っている

解けるとできるは違う

問題が解けることとテストで点がとれることは違います。

「解ける=できる」と認識しているうちは・・・

  • 計算ミスなどのケアレスミスが無くならない
  • 複数単元の知識が混在する総合問題に手が出ない

これではテストのスコアは上がりません。

塾や問題集に手を出し過ぎ学習サイクルのパラレル化

浮気性は落ちる

ドラゴン桜2(講談社)

塾の掛け持ちは学力を下げる最大級の原因

塾はそれぞれ指導方針が異なりますしテキストも専用のものを使用します。掛け持ちをすると学習サイクルが分散して効率が下がります。

さらに塾に行ったりその宿題をすることで本来すべき学習時間が奪われてしまいます。

ヤル気で勉強している

成績上位者はヤル気がなくても勉強します。

換言すれば、気分が乗らないときでもタスクの消化を続けるから伸びるわけです。

  伸びる人 伸びない人
ヤル気がないときに… 勉強する 勉強しない
当たり前のことを… 大事にする 軽視する
情報は・・・ お金と足を使って得る 無料で指先だけで得る

改変履歴

  • 【2022.06.30】新装版に変更。
  • 【2022.01.16】文脈修正と補足解説の追記。
  • 【2019.10.22】初版

成績が伸びない人の特徴それは「勉強してる」とはいわない

サブコンテンツ全体の刷新作業を行っています。

2022年11月23日から2023年3月末頃(予定)