• 2022.06.30
学習サイクル

勉強関連に限らずスポーツも仕事もゲームでも、到達目標を決めて能力を上げる行為に共通するサイクルです。

塾や情報によってさまざまな呼び方がありますが、要はPDCAサイクルを勉強にあてはめたものです。

〔1〕インプット

よく「思考力」などと言われますが、思考は知識が基盤です。

一部で誤解があるようですが、インプットの手段は「授業」だけではありません。

  • 学校の授業
  • 集団指導型学習塾の授業
  • ネット会議システムによる非対面のオンライン授業
  • 参考書などの自習教材
  • 解法解説を録画した映像教材

Step1がサイクルの基軸

以降はここでインプットしたことが元になり、また、到達できる学力の上限になるので、題材(授業や教材)の選定は非常に重要です。

ゴールを決めておくことが重要だ。

〔2〕類問で練習

テレビでプロアスリートのプレイを何度見たところで、練習しないと同じことができるわけがありません。

勉強も同じで、「繰り返しの練習」がとても重要です。

学力が伸びない理由の多くは練習不足

学習方法の見直しをするとき、練習不足が原因にあると正しい対処ができなくなります。(だいたい間違った方向に流れます)

計算ドリルを軽視してはいけない

上記は中学1年前期で習う「一次方程式」の計算問題です。

かけ算符号の省略と負の数の処理以外は小学3~5年生の算数なので、解き方の説明に要する時間は5分程度で済みますし、説明を聞いて「解けない」人はおそらくいないと思います。

しかしテストで出題すると、正答率は30%くらいに留まります。

正答率が低い理由は、この問題(計算)を安定して解けるようになるためには500~1000問の反復練習が必要だからです。500~1000問をやるためには毎日20問の練習で1ヶ月から1ヶ月半、1冊100問の計算ドリルを5~10回繰り返してようやく到達します。

正答率30%とはつまり、そういう勉強をしている人は全体の3割くらいしかいないわけです。

平易な計算をスラスラできるのは日常的に使っているからです。しかし上記のようなテストのために作られたような問題は「それ用」の練習以外で触れることはありませんので、主体的に触れる機会を増やすしかありません。

それが「練習」が必要な理由です。

〔3〕定着確認

学校の定期テストが思い浮かびますが、正確には学習の到達目標に設定しているテストです。

  • 学校の定期テスト
  • 受験塾の学力確認テストやクラス再編テスト
  • 手持ちの問題集の章末テスト

学習の成果は学習した範囲と難度のテストでなければ試せないよ。

受験勉強の成果は今学習している範囲と難度で試さなければならないのですね。

3の結果によって合格なら1、不合格なら2に戻る

一般的な実施方法(不合格の場合)

  • Step2に戻ってやり直す(再履修)
  • Step1の難度レベルを下げる →塾の場合はクラス降級、自学自習なら問題集の難度を下げたり経過学年の問題集をやる。

合格するまで「次」に進まない。

現実的にはなかなかそうもいきませんよね?

だから学力格差が発生するんだよ。

〔4〕不合格で2に戻る際に、必要に応じて個人専用の解法解説を受ける(個別指導)

再履修に際して自己解決できないことがある場合にこのStepが発生します。

一般的な実施方法

  • 学校の先生に質問する
  • 友人や家族、知人に質問する
  • 個別指導塾などの質疑応答サービスを利用する

個別指導は「練習→定着確認」が終わってからが本来。

自己解決を試みない状態で質問しても「できた気」になるだけだよ。

親切対応が良いわけではないのですね。

改変履歴

  • 【2022.06.30】新装版に変更。会話型コメントを追加。
  • 【2022.01.16】ナビゲーション整合性のための文脈修正と補足解説の追記。
  • 【2021.06.25】初版

サブコンテンツ全体の刷新作業を行っています。

2022年11月23日から2023年3月末頃(予定)