藤枝明誠中学の受験対策

  • 2023.01.22

藤枝明誠中学の入試概要

志願倍率の傾向

  定員 志願者数 倍率
2023年 70 79 1.12
2022年 70 83 1.18
2021年 70 86 1.22
2020年 70 94 1.34
静岡県私学協会の公開情報より

総合的な受験難度(県中部比較)

A方式(算数型)
入試問題の難度 やや易しい
志願倍率 ふつう(安定傾向)
専門対策の有効性 ふつう
総合難度 ふつう

表の読み方

入試問題の難度 同一地域の他校と比較した難度。
  • 「入試問題」を問題集として見た場合の難度目安です。合格そのものの難度ではありません。
  • 最難/最易は除外しています。
志願倍率 出願者数/募集定員の割合。直近3年程度の動向をまるめています。
  • 〔高い〕1.6倍以上
  • 〔普通〕1.2~1.5倍
  • 〔低い〕1.1倍以下
専門対策の有効性 高いほど専門クラスや個別指導の優位性が高まります。
総合難度 上記に基づいた総合評価。難度は次の検討項目に影響します。
  • 必要準備期間
  • 週単位の通塾回数
  • 学習計画の個別化

入試システムの特記事項

一斉受験日(土) 日曜日
A方式
算数型
B方式
英語型
C方式
島附併願
国語 国語
算数基礎 英語
算数発展

英語型(B方式)

「藤枝明誠高校」の入試問題より難しい気がします。

なんですとー

島附併願型(C方式)

条件は「国公立」なので静附や清水南も対象ですが、地域的に静大附属島田中学ですね。

藤枝明誠中学の入試問題分析(算数)

  • 基礎難度と発展難度の二部構成(試験時間が区切られる)
  • 基礎・発展ともに癖がない。
  • 解答数で得点差をつける様式
基礎の部 発展の部
様式種別 標準様式
得点難度 完答 偏差値55程度 偏差値55程度
80% 偏差値45-50 偏差値50-55
60% 偏差値40-45 偏差値45-50
40% 偏差値40程度 偏差値45-50
20% 偏差値40程度 偏差値45-50

表の読み方

様式種別 入試問題のタイプです。(本文で解説しています)
得点難度 規定時間内で〇%正答するために必要な学力目安です。
設問そのものの難度だけでなく「問題数」や「出題様式」も関係します。

基礎の部(20分)

半分は四則演算。半分は一般的な独立小問です。

難度的には学校発展から受験基礎。6年生の入塾テストに最適な難度構成です。

それでも完答難度は偏差値55相当?

解いた数で得点差をつける様式です。

なるほど。

発展の部(40分)

いわゆる中学受験っぽい大問構成の文章問題。

難度的には受験基礎レベルで、特に癖はありません。

それでも完答難度は偏差値55相当?

解いた数で得点差をつける様式です。

同じかいっ

偏差値50前後の学力の子にとっては「回答選択制」の意味合いが強いと思います。

藤枝明誠中学を志望する場合の塾の選び方

汎用的な受験計画が通用する珍しい学校

塾選びにあまり条件はつかないです。

他校だと結構条件があるみたいですが、珍しいですね。

高速処理型はトレーニングが重要

見出しのとおり、高速処理型の得点力は「練習量」が重要になります。

有効なのは講師ではなくトレーナーか。

塾を始める時期

専願 4年生後期から5年生前期
島附併願 4年生後期(島附日程で)

倍率に甘えるなら5年生後期からでも間に合わないことはないですが、

発展の部を解くならそれなりに知識量も要りますので、標準日程に合わせるのが無難です。


藤枝明誠中学校・高等学校

県中部では数少ない「進学校型カリキュラム」の学校。部活も盛んです。

改変履歴

  • 【2023.01.23】新装版
  • 【2021.06.27】初版