- 2022.07.10
到達目標に対する学習の必要量と期間は、速さと距離の関係にあります。(受験算数では「仕事算」です)
X軸(横軸)を学習期間、Y軸(縦軸)を到達学力としてグラフを描いたとき、グラフの傾きで必要な学習量を視覚的に把握できます。
「学力」ではなく「学習量」の話なので間違えないように。
個人差の原因や理由
- 生物的な成長発達(思考に想像力が伴うのは10歳から12歳=中学受験の学習期間と被る)
- 学習に対する欲求の段階〔安全・報酬〕<〔自己/他者承認〕<〔好奇心・自己実現〕
- 耐性と受忍限度(持久力や限界の高低)
- 前提知識の慣熟度合
ヤル気の話ではなさそうですね。
ヤル気というのは上リストの「欲求の段階」のことだよ。
スタート時期による違い
到達目標が同じでも開始時期が遅ければ期間あたりの学習量は増えます。
もちろん逆も真で、開始時期が早ければ期間あたりの学習量は減ります。
グラフの傾斜で1日あたりに必要な学習量の違いがイメージしやすいですね。
同じペースで進めた場合
当然ですが、開始が遅れると期日に間に合いません。
出遅れた人が他より頑張らなければならない理由ですね!
スタートの学力による違い
到達目標が同じなら、開始時の学力が高い方とゆったりしたペースで進められ、逆に学力が低い場合はハイペースで進める必要があります。
時期の違いと意味は同じですね。
夏休みの重要性(受験塾の夏期講習)
夏休みにグラフが急上昇するのは、学校の授業が止まることで受験学習の消化量が増やせるからです。
学校補習系と違って受験塾の夏季講習は中長期計画の一部なので、参加しないと一気に差がついちゃうよ。
受験塾に行けばいいわけではない
上記は到達目標を揃えたときのイメージです。
6年生スタートの人が5年前期から始めていた人と同じ到達目標に設定するのは、無理というより非現実的ですね。
「〇〇中学受験対策」でも消化できなければ対策にならないよ。
目標の下方修正
上記は同じ時期から始めた場合の到達目標の違いによる必要学習量の違いです。
青いラインは上位校を目指す緑のラインと同程度の学習量ですね。これなら頑張れそうです。
まとめ
到達目標と期日で期間あたりの必要学習量を考える。
改変履歴
- 【2022.07.10】初版
サブコンテンツ全体の刷新作業を行っています。
2022年11月23日から2023年3月末頃(予定)