集団指導と個別指導ではどちらが良い?
2021.11.05
気になるトコロですが、「どちらが良い?」は論点が違います。
集団指導と個別指導は、良し悪しや性格的傾向ではなく学習目的で使い分けるものです。
一般的に多い認識
集団指導
- 体系的に進められるので学習効率がよい
- ライバルがいるのでヤル気が出やすい
- 個別指導に比べて料金が安い
個別指導
- 学力に合った指導が受けられる
- 自分のペースで学習を進められる
- いつからでも始められる
出回っている情報を公約数でまとめるとこんな感じですが・・・それ自体に嘘はないものの論点がズレています。
たとえば集団指導は個別指導に比べて料金が安いですが、個別の質疑応答は基本的に受けてもらえません。つまり塾を利用する目的が「質疑応答」なら料金は比較材料にはなりません。
正しい認識
集団指導
- インプットの時間効率が良い
- 学習計画を用意してくれる
- 学習の要点を整理して投下してくれる塾
コーチング型個別指導
- 自己解決できないことを解決できる
- 「1問いくら」で解き方を教えてくれる塾
自立学習型個別指導
- 同調圧力によって一定の学習量を担保できる
- 周囲に人がいるので孤独感を緩和できる
- 「1時間いくら」で自習を手伝ってくれる塾
映像教材で考えるとわかりやすいです。
- 動画の授業を対面で受けたいなら→集団指導塾
- 動画や解説書を見てもわからないなら→コーチング型個別指導塾
- 動画の視聴や練習を学習塾という環境の中でやりたいなら→自立学習型個別指導塾
集団指導か個別指導かを気にする人は注意したいこと
学習塾で「マイペース」はありえません
個別指導塾の広告でよくみる文言ですが、学習塾でマイペースはありえませんし、あってはならないことです。
テストで高得点をとったり受験に合格することは、期日までに学力を納品すると言い換えることができます。そのマイペースが納期を度外視したものであれば、テストのスコアは望めませんし、積み重なれば学校の授業に適応することもできなくなります。
間違えていけないのは、勉強そのものに期限があるわけではありません。期限が発生するのはテストや合格を目標目的にするからです。
講師との相性は検討材料に含めないほうがいい
初期段階で相性が良いと感じるのは「お友達になれそうなお兄さんお姉さん」です。選り好みに付き合っていたらいつまで経っても塾は決まりませんし、そもそも相性がどうこうと言ってるうちは絶対に学力は伸びません。
思想が偏っているとか虐待をする懸念があるとか、不潔だとか社会人として信用できないというのは当然却下ですが、それは相性の話とは別です。
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2022年11月23日から2023年3月末頃(予定)