はじめての学習塾

2020.12.16

はじめて学習塾を検討する方向けの塾選びマニュアルです

塾の分類や状況ごとの選び方を書いています。

小学生4年生から中学2年生までを想定しています。

塾の分類

表中の「個別指導」に〇印がついているものは訪問型(家庭教師)もあります。

進学塾予備校・受験塾

生徒数 授業 計画学習 個別指導 料金帯
10~20
到達目標 志望校合格

「集団指導塾」と呼ばれる塾の多くがこれです。映像授業もこれと同じです。

なお、公立高校合格を目的とした塾は別種です(後述)

補習塾個別指導塾・家庭教師

生徒数 授業 計画学習 個別指導 料金帯
1~2
到達目標 主に定期テスト

個別指導塾には補習系と次に挙げる自習系があり、適する利用目的が違います。

自習塾個別指導塾・旧来の学習塾・進学塾のオプション

生徒数 授業 計画学習 個別指導 料金帯
3~10
到達目標 (塾としては設定しない)

補習塾と一緒にしている塾情報もありますが、適する利用目的が違うので当コンテンツでは明確に区別しています。到達目標を設定しないことはメリットになる場合とそうでない場合があります。

学習管理塾学習マネジメント塾

生徒数 授業 計画学習 個別指導 料金帯
1~10 中高
到達目標 主に志望校合格

某大学受験塾のCMで有名になった「授業をしない進学塾」で、平成後期から増えています。

公立高校入試対策塾高校進学塾

生徒数 授業 計画学習 個別指導 料金帯
10~20
到達目標 主に定期テスト

公立中学校の生徒を対象とした塾としてはもっとも一般的ですが、実は非常に特殊な存在です。

利用目的をハッキリさせましょう

成績を上げたいとか入試対策とかいろいろありますが、基本的な指針は次の三択です。

  • とにかく勉強という行為をさせたい
  • 学校の授業に適応できていないので補完したい
  • 学校の授業に適応できており、さらに伸ばしたい

A:勉強という行為をさせたい →自習塾

低料金で煽られない学習環境なので、数値的目標がない場合は保護者も本人も満足度が高い選択になると思います。

不登校等の場合もまずここからです。

B:補完したい →個別指導型

わからない部分は人それぞれなので、個別対応してくれる塾であることが絶対条件になります。

家庭教師の選択肢もあります。

C:さらに伸ばしたい →集団指導型

学校では扱わない範囲のインプットが主目的になるので集団指導型の塾が向きます。

需要的に進学塾が多いですが、受験を目的としない場合の進学塾はお勧めできません。この目的は自習教材に置きかえることもできるので併せて検討しましょう。

個人経営の塾や家庭教師を検討する場合

税務署的な区分や補助者の有無ではなく、塾経営者が直接的に学習指導に関与する塾と考えます。

企業経営の塾と比較して・・・

  • 料金が安い(同等料金帯では指導品質が高い)
  • 面倒見が良いことが多い
  • 入塾説明時点で当たりハズレがわかりやすい
  • 各種資料の見栄えが劣る(手作り感や素人感が強い)
  • 情報がぜい弱(受験目的は注意)
  • 突発休講がある(傷病時の代行者がいないため)
  • 口コミがないと見つけにくい

大学生の家庭教師を検討する場合

  • 専業に比べて指導研究の時間が圧倒的に少ない
  • 中長期の対応可否が不透明
  • 大学生の全てが学力競争に勝ち抜いたわけではない。特に地方私大の文系学部には理数が苦手で文系に「逃げた」人が少なくない

手放しで任せられるのは小学校の補習のみです。受験や中学生以上は知人紹介が無難だと思います。

検討から外したほうがよい塾

  • 個別指導型の〔1対3以下〕で60分単価が2000円未満のもの
  • 中高大学の受験を幅広く扱う個人経営塾
  • 基本教科の他に英会話やプログラミングなども扱う個人経営塾

理由は30秒でNG塾を見抜く方法で書いています。

「集金講座」には手を出さない

収益確保のためにのみ設けられている講座(クラス)のことで、具体的には次のようなものがあります。

  • 学調対策(特に高校入試対策塾で多い)
  • 社会科・理科(物理除く)・小学英語の定期テスト対策をする講座
  • 進学塾の学力選抜がないクラス(通称、お客様クラス)
  • 学年総復習を行う冬季/春季講習(入試直前講習や単元別弱点克服系は除く)

良質なサービスを提供するためには資金が必要なのである程度はしかたないとした上で、自分にとって有益な講座だけを選びたいものです。

塾選びって、難しいですね

塾検討している保護者さんは情報収集にとても熱心で、僕からみても脱帽です。

でも、学校説明会とか保護者会とか本屋さんで問題集選んでいる保護者の話に聞き耳立てると、「あ~それはみごとに間違ってますね」「時間とお金かけて子供に足かせつけてどーすんの」って言いたくなるシーンはとても多いです。

どこどこの塾が良くて悪くての前に、根幹となるシステムの違いを知っていただきたいと思ってこのページをつくりました。