はじめての学習塾

塾の違い
2021.03.18

はじめて学習塾を検討する方向けの塾選びマニュアルです

言葉足らずな面もありますが、なるべくシンプルに要点だけまとめてみました。

選び方の基本かつ原則

学力に合っている

赤~緑のバーを学力帯(理解到達度)、バー上の矢印を授業の設定難度(到達目標)、バー下の矢印を自分の学力として考えます。

上記のように上下の矢印の位置が一致している状態は、授業と自分の学力が合っている状態です。(短期視点では理想的な状態)

利用目的1:補完する

学力不足の状態

上記は授業の設定難度に対して理解が遅れている状態です。

遅れの状態は人によって異なるので個別指導型であることが絶対条件です。

個別指導塾

利用目的2:発展応用

発展学習

学校(等)の授業よりも高難度な学習に取り組みたい場合です。上図のように到達目標を引き上げるイメージになります。

一律の知識インプットが主になるので集団指導型が適します。

集団指導塾

受験目的の場合

最初に考えることは、学校授業の到達目標が志望校の入試出題範囲をカバーしているかどうかです。在籍学校や受験校の組み合わせによって細かい違いはありますが、大雑把には次のようになっています。

入試出題範囲のカバー状況
中学受験 公立小学校 まったくカバーしていない
高校入試 公立中学校 出題全範囲をカバー
国立私立中学 おおむね未対応
大学受験 普通科 共通試験8割程度(地方国公立水準まで)
普通科特進 共通試験全範囲(首都圏難関対応)
総合学科 共通試験6割程度

学校授業が対応している場合は前セクションの原則どおりです。

学校授業が対応していない場合、その科目の学校授業は存在しないものとして考えるのが受験学習の鉄則です。注意点は…

  • 校内成績との両立が難しくなる(受験対策で内申点は伸ばせない)
  • 塾の授業に適応できないと別途「補完」が要る

学校を活用できない受験は生徒本人だけでなく家計的な負担も大きくなります。性質的に中学受験は止む無しですが、高校大学では受験を想定した学校選びがとても重要です。

中学受験

中学受験塾

学習の到達目標が切り替わるので「利用目的2」になります。

引きあがった難度に適応できない場合は「利用目的1」の補習が必要になります。この点で、中上位にカテゴライズされる学校を志望すると補習はほぼ必須となります。

  • 予め補習を前提においた塾選びが必要(併せて十分な予算も)
  • 学校授業に適応できていない状態で受験塾の適応は極めて困難(補習では追いつかない)

高校入試(静岡県の場合)

高校入試塾

一般的に進学塾の認識でみられますが、公立高校入試の出題内容は学校授業と一致しているので(基本的には)「利用目的1:個別指導型」の選択です。

なお、「基本的」でない状況とは次のようなことです。

  • 学校の授業が残念すぎる
  • 学校の授業で教科書を使用しない(国立中学)

個別学習管理型の塾

個別学習管理塾

学習難度を自分の学力に合わせ続けるため、「補習」や「発展」という概念が存在しません。

完全オーダーメイドの授業組立にて従来は高額料金帯でしたが、インターネットの普及でコスト面の解決ができるようになった平成末期頃から少人数制の塾を中心に増えています。

但し、学習管理型の塾で効果を得るには次の条件が必要です。

  • 塾の学習指示を遵守する(塾が休みの日の学習計画も組まれます)
  • 成否を自己責任として受け止められる
  • 少なくとも半年以上の継続利用

富裕層向けの至れり尽くせりサービスから自己解決できる要素を省くことで料金を抑えているのが個別学習管理型です。

塾の分類一覧

指導 集団指導 個別指導
分類 進学塾 補習塾 自習塾 学習管理塾
人数 10~20 1~2 3~9 1~9
指向 知識投下 コーチング 質疑応答 自習サポート
計画 ある ある
目標 志望校合格 成績アップ 定めない 志望校合格
範囲 入試出題 定期テスト 定めない 入試出題
料金 1,500~3,000 2,000~6,000 1,000~3,000 2,500~¥10,000
表の項目
指導 指導スタイル(多人数一律か、生徒個々か)
分類 指導スタイルの細分
人数 講師1名あたりの受持ち生徒数
指向 指導の方向性(特徴)
計画 カリキュラム(学習計画)の有無
目標 塾が設定する到達目標
範囲 取り扱う学習単元と難度 (目標に連動)
料金 60分あたりの料金目安(1コマ90分なら1.5倍)

塾選びって、難しいですね

このページで挙げた基本原則に沿って選べば大きく間違えることは無いと思います。

しかし逆にいえば、この原則に沿わない塾選びをすると残念な結果になる可能性が高まります。

残念な結果とは・・・

  • 期待している成績に到達しなかったり志望校に合格できない
  • 希望や目標は達成できるものの塾費や学習負担が数倍になる

特に気をつけたいのはBです。

どこどこの塾が良くて悪くての前に、正しく選ぶことが大事です。