
塾と家庭教師はどちらがいい?通塾型 vs 訪問型
2019.12.06
2019.10.24
2019.10.24
このページでは家庭教師を基準として通塾型塾3種(進学塾・補習塾・個別指導塾)の比較を書いています。
便宜上、共通事項を書くときは家庭教師も「塾」と記述しています。
このページは静岡県中部エリアで小中学生向けの塾探しをしている保護者を想定して書いていますので、他地域や高校生の方は脳内補正しながらご覧ください
家庭教師 vs 個別指導塾指導スタイルが同系
構造的に落ちこぼれが発生しないのが特徴です。
成績保障を提示する塾もありますが、個別指導は誰でもそれなりに成績は上がります。
ただし万能ではありません。
- 指導方法がティーチングだと「できた気」になりやすい
- 集団指導に比べて受講料が高額(価格比較するときは注意)
このセクションは難関校受験を想定していません。難関校受験を前提とした比較は後述の「進学塾」のセクションをご覧ください。
個別指導塾が強いところ
- 学習環境が自宅と異なるので気持ちの切り替えがしやすい
- 教室に他の生徒がいるのでライバルの存在を意識できる
- 家庭教師よりも受講料が安い
家庭教師との比較においては特段に劣る部分はありません。
通塾に問題なければ受講料が安い個別指導塾からの検討が良いです。
家庭教師が強いところ
- 通塾にかかる時間損失を減らせる(部活やお稽古ごととの両立がしやすい)
- 通塾に不安がある場合に安心。お迎えの手間がかからない
- メンタルに不安がある人でも始めやすい
家庭教師が弱いところ
- 個別指導塾より高額
- 性格によっては主体的学習が身に付かない
- 講師の当たりハズレの差を感じやすい
依頼するときは個別指導塾より慎重な検討が必要です。
家庭教師 vs 補習塾個別指導系と集団指導系
家庭教師が個別指導であることに対して補習塾は集団授業です。
補習塾が強いところ
- 受講料が圧倒的に安い
圧倒的です。
家庭教師が強いところ
- 確実に学力が伸びる
- 対応学力帯の上限が高い
講師の技量ではなく構造的な違いです。
家庭教師 vs 進学塾受験合格力
家庭教師は受験指導ができる講師を前提とし、進学塾は予備校も含めています。また、「講師の当たりハズレ」は無いものとしています。
進学塾が強いところ
- 時間あたりで触れられる問題の数が多く、詰込学習に強い。
- 「質問タイム」で個別指導にも対応している。
- (企業経営の場合)提供される受験情報の品質が高いレベルで安定している
隙がありません。
家庭教師が強いところ
- 基礎力が高いレベルで安定しやすい(高難度の受験ほど重要)
- 落ちこぼれない(受験塾では授業についていけない人が発生する)
- 得手不得手に対しての学習効率が良い
進学塾とは異なる点で強みがあります。
家庭教師が弱いところ
- 難関水準の受講料は非常に高額
- ライバルの存在を意識しにくい
検討時の比較ポイント
「進学塾に適応できるか?」から検討するとわかりやすいです。
家庭教師からの検討が良いような気がしますが、受験指導は料金面の問題があり、対応できる講師を探す手間もあります。
このセクションでは触れていませんが、全ての家庭教師が受験指導に対応できるわけではありません。
まとめとあとがき保護者さんへ伝えたいこと
複雑で多様な塾業界ですが、塾選びの一助になれば幸いです。
併せまして、塾選びをされる保護者さまに是非とも知っていただきたいことを挙げておきます。
- 塾は利用するものであり、依存するものではありません。寝る子を起こせるのは親だけです。
- 掛け持ちしてはいけません。掛け持ちは学力アップを停滞させる代表的要因のひとつです。
- テクニックはあっても魔法はありません。学力アップには学習量の裏付けが不可欠です。
- 塾は格差を善しとする顧客の存在によって成り立つサービス業です。ゆえに絶対に値切ってはいけません。値切って損をするのは指導を受けるお子様です。