家庭教師の探し方と選び方

個別指導
2020.12.10
2019.10.22

家庭教師は「訪問型個別指導塾」です。

このページでは家庭教師について、種別や探すときの留意事項を書いています。

【必須知識】家庭教師は3種類塾型・委託型・フリーランス

源泉徴収有無 あり なし
講師身分 自社雇用 委託契約 自営業
当ページ呼称 塾型 委託型 フリーランス
一般通称 派遣・登録 仲介 個人契約
申込窓口 源泉徴収する会社 仲介業者 講師に直接
契約相手 (同上) 講師個人
講師年齢層 若中 若中高 若中高 中高

利用者の立場ではどうでもいいように思うかもしれませんが、講師身分(紫色セル)の違いでまったく別物になります。

以下のセクションではそれぞれについて解説します。

塾型「利用しやすさ」が特徴とメリット

特徴のまとめ

  • 家庭教師の中では低料金帯で指導力のバラつきも少ない。
  • 塾指定テキスト使用。指導範囲は原則的に指定テキストのみ。
  • 兼業副業者(アルバイト)が主で入れ替わりが多い。同じ講師が長期間担当につくことは少ない。

通塾型の個別指導塾と同様に「テキスト選択制」によって指導範囲や難度が選べ、その範囲の指導ができる講師が担当につきます。指導にあたる講師は採用時にフィルタリングや研修が行われるので、一定の技量が担保されています。

料金も比較的安価で、これらによる手軽さと安心・安定感が塾型のメリットです。

ハズレはないが当たりもでない=低いレベルの安定

塾経営の立場では、家庭教師派遣とは要するに「監督者の目が行き届かない場所でアルバイトにワンオペの仕事をさせること」なので、現場作業者に裁量を与えたらクレームの嵐になることは必然です。

よって、「自分で判断せずマニュアルどおりの指導をしなさい」ということが徹底されます。

そしてその方針は仕事(学習指導)に対する責任感や愛着が生じにくいので、疑問を感じる人は常に転職のチャンスをうかがっています。あるいは最初から「腰かけ」のつもりで働いている人も少なくありません。

表面的には委託型や通塾型の個別指導塾と似ていますが、講師の状況がまったく違います。

委託型基本はこれ。ただし料金は高め。

特徴のまとめ

  • 指導範囲は所属する塾による。任意テキストの持ち込みができる場合ある。
  • 専業講師が主であり、長期専属対応が可能。
  • 「適正価格」でも料金は高め。

多くの人が想像する家庭教師なので特段の説明は不要と思います。

登録に際して一定の技量が担保されており、専業者が主なので(仲介と間違わなければ)おおむね期待どおりの満足が得られると思います。

高額料金帯の理由は「専業」

専業の家庭教師が「専業」でありつづけるためには、完全マンツーマンの受け持ち生徒数で生活必需の収入を得る必要があります。このため時間単価は「生徒からみた指導時間」ではなく「1日に指導可能な時間」をもとに決められます。

つまり、高額にせざるを得ないので料金に見合うサービスを提供し、良質のサービスを提供するために研鑽を欠かさない・・・これが委託型の講師の技量が高い理由です。

フリーランス正しく探せるなら恩恵は大きい

特徴のまとめ

  • 基本的には委託型と同じ。ただし「仲介」には副業者が混じる。
  • 所属組織による縛りがないので柔軟に対応してもらえる。
  • 中間マージンがないので委託型より料金が安い
  • 安易な方法で探すと失敗しやすい

基本的には委託型と同じです。組織に所属していないので技量にバラつきがありますが、後述する「探し方」を守ればそこが問題になることはまず無いと思います。

懸念が発生するのは「仲介」を利用したときです。

仲介とは?

告知宣伝や申込窓口の代行を目的としたサービスに登録しているフリーランスの家庭教師、あるいはその紹介媒体のことです。

講師身分は「自営業」ですが、専業と兼業(副業)が混在しています。

家庭教師に限らず伝手なくフリーランスを探すときに仲介を経由するのは一般的ですし、仲介に登録している講師は集客手段のひとつとして登録しているだけですから、「仲介に登録している講師はダメ」というわけではありません。

問題なのは・・・

仲介利用の講師探しは課金ゲームのガチャと同じ

塾型や委託型の技量が安定しているのは、講師の採用や登録に基準が設けられており、技量や対応可否を「商品」として案内されるからです。

仲介はそこが機能していないので、1回で良い講師に当たることもあれば、数回チェンジしてもイマイチなこともあるわけですが、これは運任せの抽選です。

家庭教師の探し方

お勧めの探し方は?

  • 「上級生」の保護者の紹介
  • SNSや当塾のような自己サイトを探して、考え方に納得や同意できるものに直接打診
  • 少々料金が高くなっても構わないなら「委託型」が手間がなく失敗も少ない

PTAやカルチャースクールで交友関係が広いと見つけやすいですが、そうでなければ地道に検索で探す必要があるので手間がかかると思います。

お勧めできない探し方

  • 学校や塾の同級生の保護者の紹介(マウント合戦になりやすい)
  • 比較サイトや情報交換SNSの情報(肯定書き込みの大多数は自作自演、否定書き込みの多くは自業自得)
  • 仲介サイト(前述のとおり)

教材持込をしたい場合

委託型かフリーランスで選びます。打診時に次の3点をハッキリ伝えます。

  • 使用教材の名称と、その教材で学習したいという意思表示
  • 自学自習か他塾の補習か。他塾補習の場合、元となる塾の名称。
  • 受験対策を兼ねる場合、志望校と模試偏差値

なお、専業の家庭教師は扱う教材について指導方法を研究をしていますので、取り扱わない教材の持ち込みは断られることが多いと思います。

その他

家庭教師は通塾型より料金が高い?

非常に多い誤解ですが、家庭教師の料金は教室の施設原価が生じないので、基本的には通塾型の個別指導塾より安くなります。

高額料金帯になる理由は、家庭教師は完全マンツーマン指導だからです。他と比べて高い印象になる理由は、比較対象が「講師1:生徒3以上」の少人数制自習サポート塾だからと思います。

同一指導内容で比較すれば、家庭教師の料金帯は「講師1:生徒2以下」の個別指導塾と同じくらいと思います。

若い講師と中高年講師ではどちらがいい?

集団指導ではあまり年齢差はありませんが、アドリブ中心の個別指導は中高年者のほうが技量は高いです。これは単純に社会経験による知恵の保有量の違いです。

つまり「若い先生がいい」というのは、個別指導では損な選択です。

家庭教師の背景事情・どういう人が講師をやっている?

  • 元学校教師や塾講師で、定年や待遇事情や信条の相違で去った人
  • 教育大学卒で学校の採用試験に落ちた人(来年挑戦の繋ぎ、塾の採用試験にも落ちた人など)
  • 高学歴ニート
  • 非常勤の高校教師や非正規雇用の塾講師
  • 塾経営者(副業目的や指導研究、実績作りなど)
  • 成り行き(知人から依頼されることが続いた等)
  • 実は教材の訪問販売(少なくないので注意)
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