家庭教師の種類と探し方と選び方

個別指導
2021.02.12
2019.12.09

集団指導の対極にある個別指導。

一般に、通塾するものを「個別指導塾」、講師が自宅に来るものを「家庭教師」と呼ぶようです。

このページでは自宅に来る家庭教師について、種別や探すときの留意事項を書いています。

家庭教師は3種類自社雇用・委託契約・自営業

申込窓口や講師身分などの違いを整理すると次のようになります。

源泉徴収有無 あり なし
講師身分 自社雇用 委託契約 自営業
申込窓口 源泉徴収する会社 仲介業者 講師に直接
契約相手 (同上) 講師個人
通称 派遣・登録 仲介 個人契約
講師年齢層 若中 若中高 若中高 中高

塾情報では講師の身分ではなく申込窓口で3区分されることが多いようです。(表の色セル)

このページでは次のように表記します。

  企業所属 自営業
2区分の表記 塾型 フリーランス
4区分の表記 塾雇用 塾委託 自営仲介 自営個人

企業所属の家庭教師は安定傾向

個別指導塾 家庭教師
企業経営(塾型) フリーランス
自社雇用 自社雇用 登録型派遣 フリーランス
時給社員 委託社員 自営仲介 自営個人

企業経営の塾はサービス品質の平準化を重視するため、実際の指導現場で講師の技量差があらわれにくくなります。これは家庭教師でも同様です。

これは結果的に、企業の名刺をもつ家庭教師のサービス品質は料金に比例するという意味になります。

フリーランスはどういう人が講師をやっている?

  • 元学校教師や塾講師で、定年や待遇事情や信条の相違で去った人
  • 教育大学卒で学校の採用試験に落ちた人(来年挑戦の繋ぎ、塾の採用試験にも落ちた人など)
  • 高学歴ニート
  • 非常勤の高校教師や非正規雇用の塾講師
  • 塾経営者(副業目的や指導研究、実績作りなど)
  • 成り行き(知人から依頼されることが続いた等)
  • 実は教材の訪問販売(どうにもならない)

知る範囲で多い順に並べてみました。

経歴だけで当たりハズレを判断するのは難しそうです。

利用目的ごとに適する種別教材持込の可否が判断基準

塾雇用型 塾指定テキスト使用
通塾型の補習塾と同じ
塾委託型 教材持込可能
対応できることは所属する塾による
自営仲介 教材持込可能
対応できることは講師個人による
自営個人

教材持込によって可能になること

  • 学年をまたいだ取戻し学習
  • 学校の授業で扱わない発展学習
  • 集団指導型の進学塾の補習
  • マネジメント型の受験対策

通塾型の塾では取り扱いが少ない学習目的に対応できるのが家庭教師の強みです。

受験対策を依頼するときの留意事項

通塾型の学習マネジメント塾を完全マンツーマンで行うスタイルで、進学塾も含めた全ての学習支援サービスで最も学習効率に優れる内容になります。

但し、コマ数増と講師の同日完全占有によって料金が高額になるため、難関校受験のような高い目標がないと費用に見合わない可能性もあります。

通塾時間地味に差がつくメリット

聞けば当然ですが、家庭教師には通塾時間がありません。

通塾にかかる往復時間が30分の場合・・・

支度と帰宅直後から自宅学習や他のことに移行する時差で30分加算で、通塾によって「失う時間」は合計約1時間。

週2回の通塾を1年50週続けた場合、1時間✖100回=100時間

文科省による小学校算数の授業時間は年間175時間。同様に中学3年生の数学は140時間に設定されています。通塾がないことで浮いた100時間全てを学習時間に振り替えるとかなりの学力差になるはずです。

活動可能時間で考えてみる

平日16時に帰宅して23時に就寝するとします。

夕食やお風呂などの生活行動で2時間消費するとすれば勉強や娯楽に使える時間は1日5時間なので、通塾に要する1時間は行動計画が入れられる時間の20%に相当します。

時差がうみだす利益は大きいです。

仲介の留意事項他に選択肢があるならお勧めできない

表記の「自営仲介」とは、企業所属の委託契約ではなく、紹介のみを目的としたサービスに登録している家庭教師のことです。家庭教師以外でもサービス業の多くでこのシステムは存在します。

伝手なくフリーランスを探すときに仲介を経由するのは一般的ですし、仲介に登録している講師は集客手段のひとつとして登録しているだけですから、そこは問題ではありません。

仲介登録の講師は技量の平準化がされていない

仲介サービスのホームページの外観は塾型と似ていますが、選べる講師の属性がまったく違います。

  塾型(登録派遣) 仲介サービス
講師身分 委託社員 フリーランス
平準化 されている されていない

塾型は多少の個人差や相性相違はあるものの、同じ塾なら似たような講師が出てきます。

しかし仲介は技量の平準化がされていないので、同一仲介サービスの中でも当たりハズレが顕著です。「最初に出てきた人は技量が不安」「チェンジで来た講師は相性が合わない」「次の講師は希望していない難度や範囲ばかり教えようとする」・・・延々と終わりません。

1回で良い講師に当たることもあれば、数回チェンジしてもイマイチなこともあり、要するに課金ゲームのガチャと同じです。

この方面に知識がない人が経歴情報だけで当たりをひくのは難しいと思います。

家庭教師の探し方まとめ

  • 伝手があるならまずそこへ
  • 伝手なく探すなら割高でも「塾委託型」が無難
  • 伝手なくフリーランスに頼みたいなら面倒でも自己ホームページやSNSを探すことを推奨